10ブリヂストンは、従業員が賄賂を贈ったり、受け取ったりした場合だけでなく、代理店・仲介業者様が同様のことを行った場合にも責任を負うことになります。代理店・仲介業者様を起用したり、一緒に事業を行ったりする場合は、細心の注意を払ってください。代理店・仲介業者様は、ブリヂストンの従業員と同様、商売を得るためや失わないため、またその他の利益を得るために、他者に「価値あるもの」を提供するようなことがあってはいけませんし、他者から「価値あるもの」を受領するようなことがあってもいけません。贈収賄を防止するために、代理店・仲介業者様がブリヂストンに代わって行う活動を常に把握するとともに、不正行為を疑わせるような行動がないか注意を払う必要があります。また、代理店・仲介業者様による贈賄リスクを減らすためには、代理店・仲介業者様を選定、評価する段階で慎重に調査(スクリーニング)し、その代理店・仲介業者様との関係から生じる可能性のある懸念事項を事前に把握する必要があります。この「贈賄防止スクリーニング」は、贈収賄防止に関するコンプライアンスプログラムの重要な要素です。ブリヂストン グローバル贈収賄防止ポリシー• 企図・計画されている取引についての、事業上の正当性、業務内容及び報酬の妥当性の評価。• 代理店・仲介業者様とその株主様や経営者様に関する情報(事業の背景、評判、資格、財務情報等を含む)の収集・評価。• 公務員と関係があるかどうかの評価。• 警告サインやイレギュラーな情報があった場合の調査。• 取引開始前における、必要な承認の取得。ブリヂストンは、贈賄防止スクリーニングを実施するためにリスクベース・アプローチをとっています。手続きを完了するのに必要な時間と労力は様々な要因によって異なりますが、贈賄防止スクリーニングの手続きには、通常、以下のプロセスが含まれます。贈賄防止スクリーニングの手続きの最中や、契約締結後であっても、代理店・仲介業者様を起用したり、一緒に事業を行ったりする上で追加調査が必要となることを示す「危険兆候」に注意することが重要です。スクリーニング代理店・仲介業者様との取引
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