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34ブリヂストンは、お取引先様との間で強く良好な関係を保っていることを強みとしています。裏を返せば、ブリヂストンはお取引先様の存在なしに成功することはできません。ただし、お取引先様(コンサルタントやエージェント等も含みます)と取引を始める際には、ブリヂストンにとって取引をするのにふさわしい相手かどうかを確認しなければいけません。特定の者との取引を法令で禁止している国や、一定の資格や認証を要求する国も多くあります。更に、ブリヂストンでも、お取引先様にご協力いただきたい事項を規定した「グローバルサステナブル調達ポリシー」を制定する等、具体的な調達に関するルールを定めています。そして、あらゆる点(品質、価格、サービス、評判といった点を含みますが、これに限りません)を考慮した上で、ブリヂストンが求める条件を満たし、かつ、総合的に最も大きな価値を提供できるお取引先様を選ぶべきです。また、常に実績に基づいて選択するべきであり、利益が相反する関係にあるお取引先様を選んだり、不適切な贈答や接待、選定プロセスに不当な影響を及ぼす(あるいは影響を及ぼすように見える)便宜の提供を受けたりしてはいけません。(更に詳しい解説については、本規範の中の贈答及び接待に関する42ページの記載を参照してください)。お取引先様との取引の開始や拡大に関するブリヂストンの判断に影響を及ぼす目的でなされる金銭や有価物は、絶対に受け取ってはいけません。競争入札は公正に実施されるべきであり、他方、各お取引先様には、ブリヂストンとの取引を獲得するための競争において公平な機会が与えられなければいけません。お取引先様と関わりを持つ際には、提供されるサービスの内容は契約上具体的に明記されるべきであり、またその契約内容は、調達に関する社内ルールを遵守したものになっていなければいけません。お取引先様の評判及び行動が、ブリヂストンに直接影響を与える可能性があることに留意してください。法令を遵守し、ブリヂストンのコンプライアンスに関する取り組みを理解し、それらと整合する経営がなされている会社とだけ一緒に仕事をするべきです。事業活動で誠実であるためにブリヂストンがどのように事業活動を行うかは、ブリヂストンが何をするかということと同じくらい重要なことです。ブリヂストンの従業員として仕事をする以上、ブリヂストンのお客様とのいかなる取引においても、常に誠実であり、公正で、プロフェッショナルであることが求められています。販売に関する契約を締結する際には、その取引が輸出入や経済制裁に関する法令に違反していないか確認してください。多くの国において、製品の認証を求める法令や、あるいは、特定の者との取引を禁止する法令が定められています。ブリヂストンのサービスや商品を宣伝する際には、必ず真実を伝えなければいけません。また、ブリヂストン又は競合他社のサービスや商品について、絶対に不当な表示を行ってはいけません。更に、提供していないサービスや商品についてお客様に料金を請求すること、また、不注意や誤った作業により、お客様に無駄なコストが発生するようなことは絶対にあってはいけません。ブリヂストンがお客様を公正に取り扱っていないとあなたが考える場合には、是正に向けた行動を起こしてください。お取引先様との関わりお客様との関わり

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